AEDの日常点検の方法
忘れないで日常点検!
AEDは救命処置のための医療機器です。AEDを設置したら、いつでも使用できるように、AEDのインジケータや消耗品の有効期限などを日頃から点検することが重要です。
製造販売業者が、設置者の保守管理の手間を軽減する独自のサービスをご用意しております。お客様のご都合に合わせて、これらを利用し、いつでもAEDが使える状態にしておいてください。
AEDは高度管理医療機器及び特定保守管理医療機器に指定されています。
AEDを設置されたら、点検担当者を配置して、日常の点検や消耗品(電極パッド及びバッテリ)の交換時期の管理を適切に行ってください。
毎日ステータスインジケータを確認!
AEDは、毎日自動で、AEDが使用できる状態にあるかセルフテストをしています。
セルフテストの結果は、ステータスインジケータに表示されます。
ステータスインジケータが緑色(使用可能)であることを毎日確認してください。
赤色(要確認)でアラーム音が鳴る場合には、取扱説明書に従い対応し、日本光電までご連絡ください。
赤色(要確認)でアラーム音が鳴る場合には、フタを開け、診断パネルで異常箇所を確認することができます。
AED日常点検タグをよく見えるところに取り付けましょう
AED日常点検タグは、必ず、電極パッドの使用期限とバッテリの装着日の表示側が見えるように取付けてください。
この表示を元に、電極パッドやバッテリの交換時期を日頃から把握し、交換を適切に行ってください。
電極パッドの交換
電極パッドには使用期限があります。使用期限に達したときは交換してください。使用期限が過ぎたものを使用すると、電気ショックの効果が得られず、装着部に熱傷を生じることがあります。また、使い捨てですので、使用後は必ず交換してください。
AED-9100シリーズ、AED-9200シリーズ、AED-1200用
AED-2100、AED-2150シリーズ、AED-2152用
AED-3100シリーズ、AED-3200シリーズ用
バッテリの交換
- 待機寿命について
- AED-9100シリーズ、AED-9200シリーズ用バッテリ・・・約5年
AED-1200用バッテリ・・・約2年
AED-2100、AED-2150シリーズ、AED-2152のバッテリ・・・約2年または約4年 - AED-3100シリーズ、AED-3200シリーズのバッテリ・・・約4年
※待機とは、装置にバッテリパックと電極パッドを接続し、フタを閉じている状態をいいます。
※バッテリの待機寿命は、設置環境や使用状況により短くなることがあります。それぞれの寿命を保証するものではありません。
- バッテリ残量の目安について
- バッテリ残量の目安は、フタを開け、診断パネルで5段階表示で確認できます。
AED-2100、AED-2150シリーズ、AED-2152、AED-3100シリーズ、AED-3200シリーズは、診断パネル上のバッテリ残量ランプが以下の状態(バッテリ残量が少ない状態)になった時にバッテリパックの交換をお願いします。
- 使用済みのバッテリパックの廃棄について
- AED-1200、AED-2100、AED-2150シリーズ、AED-2152、AED-3100シリーズ、AED-3200シリーズのバッテリはリチウム一次電池です。
使用済みのバッテリパックは以下の通り廃棄してください。
<使用している場所が一般家庭の場合> 各自治体の指示に従って廃棄してください。 - <使用している場所が一般家庭以外(例:病院、一般企業、団体など)の場合> 産業廃棄物として廃棄してください。
AED-9100シリーズ、AED-9200シリーズ用
AED-1200用
AED-2100(ステータスインジケータの周囲の色が紫)、AED-2150シリーズ、AED-2152用
AED-2100(ステータスインジケータの周囲の色がオレンジ)用
AED-3100シリーズ、AED-3200シリーズ用
AED点検表ダウンロード
AEDの毎日の点検結果の記録は、点検表をご活用ください。(直近3カ月程度の保管が望ましいとされています。)
添付文書について
AEDは医療機器です。医療機器の適用を受ける患者さまの安全を確保し、医療機器の適正使用を図るために必要な情報を提供する目的で作成しています。ご一読ください。