AED-3250はショックボタンがないオートショックAEDです。
オートショックAEDとは?
オートショックAEDとは、電気ショックが必要と判断した場合に、装置が自動で電気ショックを実施するAEDのことです。
そのため、ショックボタンはありません(通電することをお知らせする表示のみ)。
オートショックAEDでは除細動が必要と判断されると、「体から離れてください」と音声ガイダンスが流れ、カウントダウン(3,2,1)の音声ガイドと画面表示の後に、自動的に除細動ショックが実施されます。
オートショックAEDで操作を減らすことで救助者の心理的負担の軽減をサポートし、救命率の向上を目指します。
日本光電のオートショックAED(AED-3250)の製品情報はこちら
オートショックAEDと一般的なAEDの違い
オートショックAEDロゴマーク
オートショックAEDには、「オートショックAED」をシンボルとして表現したロゴマークが表示されています。
ロゴを表示することで、救助者などがオートショックAEDと認識できることを目的としています。
日本光電のAEDは本体のキャリングバッグにロゴマークが表示されています。
AED-3250の使い方を動画でご覧いただけます。
- AED-3250の使い方
理解度チェック
オートショックAEDの理解度チェックです。「送信」ボタンを押すことで自己採点ができます。
オートショックAEDに関するよくあるご質問
オートショックAED全般について
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オートショックAEDとは何ですか?
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電気ショックが必要な時に救助者がショックボタンを押す必要が無く、装置が自動で電気ショックを行うAEDです。
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一般的なAEDとオートショックAEDでは使用方法の違いがありますか?
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電源を入れて傷病者の胸部に電極パッドを貼る手順は一般的なAEDもオートショックAEDも同じです。心電図解析後、電気ショックが必要な場合、一般的なAEDは救助者がショックボタンを押して電気ショックを実施しますが、オートショックAEDは装置が自動で電気ショックを行います。
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オートショックAEDは一般的なAEDとどうやって見分けますか?
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AED本体やAEDのキャリングバッグにオートショックAEDのロゴマークが表示されています。
【オートショックAEDロゴマークとAED-3250キャリングバッグの表示(例)】
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オートショックAEDを使用するために特別な資格や講習を受講する必要はありますか?
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特別な資格や講習は必要ありませんが、オートショックAEDを安全にお使いいただくために、オートショックAEDの取り扱いを含む講習を受講することが推奨されています。
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オートショックAEDを使用時も心肺蘇生の手順は同じですか?
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心肺蘇生の手順は同じです。
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オートショックAEDの電極パッドを貼り付ける位置は一般的なAEDと同じですか?
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電極パッドを貼り付ける位置は一般的なAEDと同じです。
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オートショックAEDの心電図の解析(電気ショックが必要かどうかの判断)はいつ始まりますか?
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一般的なAEDと同様に、電源を入れ、傷病者の胸部に電極パッドが貼られると心電図の解析が始まります。
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誤って胸骨圧迫中に電気ショックが行われた場合、救助者はどうなりますか?
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放電エネルギーにより感電する恐れがあります。そのためオートショックAEDにおいても必ず音声ガイドに従ってください。AED-3250は、音声ガイドと同時に画面に音声ガイドの内容が表示されますので、音声ガイドと画面表示に従って救命処置を行ってください。
AED-3250の使い方について
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オートショックAEDは未就学児(小学校に入っていない子ども)にも使用できますか?
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使用可能です。AED-3250では、患者さんが未就学児の場合、未就学児/小学生~大人モード切換スイッチを未就学児側に切り換えて救命を行います。
【未就学児/小学生~大人モード切換スイッチ】
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オートショックAEDの電源の入れ方は一般的なAEDと同じですか?
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同じです。AED-3250は、従来から販売しているAED-3151/AED-3150/AED-3100と同様、電源スイッチを手前にスライドさせてフタを開けると電源が入ります。
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電源を入れると、オートショックAEDとわかるようなメッセージは流れますか?
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製造会社の機種によって異なりますが、AED-3250では、電源をオンした時に「このAEDは自動で電気ショックを行います」とオートショックAEDであることを音声ガイドと液晶画面でお知らせします。
【AED-3250電源オン時の画面表示】
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AED-3250は、電源を入れ、傷病者の胸部に電極パッドを貼ったら、何もしなくていいのですか?
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AED-3250は電源をオンにすると、音声ガイドと同時に画面に音声ガイドの内容が表示されますので、音声ガイドと画面表示にしたがって救命処置を行ってください。
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AED-3250は、電気ショックの準備が完了した時にどのようなガイダンスがされますか?
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電気ショックの準備が完了すると、ショックランプが点滅し、「3秒後、自動で電気ショックを行います。体から離れてください。」という音声ガイドにあわせて画面に音声ガイドの内容が表示され、「3、2、1」のカウントダウン後に患者さんに自動で電気ショックを与えます。
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音声ガイドが聞きとりにくい環境でAED-3250を使用している場合、自動で電気ショックがされるアナウンスを認識するのはどうしたらよいですか?
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AED-3250は、音声ガイドと同時に画面に音声ガイドの内容が表示されますので、音声ガイドと画面表示にしたがって救命処置を行ってください。
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AED-3250は耳の不自由な方も使えますか?
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AED-3250は、音声ガイドと同時に画面に音声ガイドの内容が表示されますので、耳の不自由な方も画面を確認しながらオートショックAEDを使用した救命処置を行うことができます。このように、耳の不自由な方に配慮しているAEDであることから、一般社団法人 全日本難聴者・中途失聴者団体連合会の『耳マーク』も取得しています。
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音声ガイドは一般的なAEDと同じですか?
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基本的には装置が自動で電気ショックする音声ガイド部分以外は一般的なAEDと同じです。AED-3250は、「この装置は自動で電気ショックを行います」やカウントダウンの音声ガイド以外はこれまでのショックボタンがあるAED-3151/AED-3150/AED-3100と同じです。
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電気ショックの後はどのような音声ガイドや一連のながれになりますか?
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AED-3250は、電気ショックを行ったあと及び電気ショックが必要ないと装置が判断したあとは、「体にさわっても大丈夫です。」「直ちに胸骨圧迫と人工呼吸を始めてください。」という音声ガイドと同時に画面に音声ガイドの内容が表示されますので、音声ガイドと画面表示に従って直ちに心肺蘇生(胸骨圧迫と人工呼吸)を始めてください。
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AED-3250の電極パッドは現在販売している日本光電の一般的なAEDと共通ですか?
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現在販売しているAED-3151/AED-3150/AED-3100の電極パッド(商品コード:P-740)と共通です。